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介護福祉士の実技試験、免除になる条件って?
介護職で唯一の国家資格、それが 介護福祉士 です。
資格を名乗るには、国が実施する国家試験に合格する必要があります。
試験は 筆記試験 と 実技試験 に分かれていますが、実は実技試験はある条件を満たすと 免除 になるんです。
「自分は実技試験を受けなきゃいけないのかな?」と気になっている方のために、ここで詳しく解説しますね。
介護福祉士国家試験とは?
毎年1回行われる試験で、筆記試験に合格した人だけが実技試験に進めます。
介護福祉士は、介護の現場でステップアップを目指す人にとって大きな武器になる資格。
身体介助や生活援助だけでなく、家族からの相談対応、スタッフの教育や指導、他部署や地域との連携など、幅広い役割を担うようになります。
そのため、知識や技術はもちろん、コミュニケーション力やマネジメント力も必要とされるんです。
国家試験を受ける4つのルート
介護福祉士国家試験には、次の4つの受験ルートがあります。
- 養成施設ルート
高校卒業後に介護福祉士養成施設や福祉系大学を経て受験するルート。 - 実務経験ルート
介護の現場で3年以上働き、実務者研修などを修了して受験するルート。 - 福祉系高校ルート
福祉系の高校を卒業して受験するルート。 - 経済連携協定(EPA)ルート
インドネシア・フィリピン・ベトナムから来日し、研修を受けながら介護の現場で働く人のためのルート。
自分がどのルートに当てはまるかで、受験資格や実技試験の免除条件が変わってきます。
実技試験が免除される条件
結論から言うと、ほとんどの人は実技試験が免除されます。
ただし、以下のケースに当てはまる人は 免除されずに受ける必要がある ので要注意です。
- 福祉系高校(旧カリキュラム)や特例高校を卒業した人で、介護技術講習を修了していない場合
- EPAルートで来日した人で、介護技術講習や実務者研修を修了していない場合
つまり、これらに当てはまらなければ、基本的には筆記試験だけに集中すれば大丈夫ということですね。
まとめ
介護福祉士の国家試験は、必ず筆記試験がありますが、実技試験については人によって必要・不要が分かれます。
自分のルートを確認して「実技試験は免除になるのか?それとも受ける必要があるのか?」を早めに把握しておくことが大事です。
もし実技試験を受けることになった場合は、筆記試験の勉強と並行して準備を進めていきましょう。