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「介護職のお役立ち情報がたくさん!」
どう対応すればいい? 介護施設での「ご家族対応」のコツ
介護の仕事をしていると、利用者さんだけじゃなく、そのご家族と関わる場面もたくさんありますよね。
「利用者さんとはうまく話せるようになってきたけど、ご家族と話すときはちょっと緊張する…」なんて声もよく聞きます。
でも、介護職として働くうえで、ご家族とのやり取りは避けて通れません。
どうしたら気持ちのいいコミュニケーションが取れるのか、一緒に考えていきましょう。
派遣で介護の仕事をするメリット・デメリット
介護施設で接するのは、もちろん利用者さんがメインです。
ただ、それと同じくらい大切なのが「ご家族との関係づくり」。その理由は主に2つあります。
まずひとつは、信頼関係を築くためです。
家族を預ける側にとって、「ちゃんと見てもらえてるかな?」という不安はつきもの。
だからこそ、日々の様子や施設の雰囲気などを丁寧に伝えることで、安心してもらうことが大切です。
逆に、施設側が困ったときにご家族へ相談できる関係を作っておくと、こちらも安心ですよね。
お互いに話しやすい雰囲気を作ることで、結果的に利用者さんのためにもなります。
もうひとつの理由は、ご家族からの情報が介護に生かせるからです。
高齢の方の中には、体調や気持ちをうまく言葉で伝えられない方も多いです。
「家では甘いものが好きだった」「昨夜は寝つきが悪かった」など、ご家族しか知らない情報が、ケアのヒントになることもあります。
例えば、「昨日あまり眠れなかった」と聞いたら、その日は体調を気にかけたり、お昼寝に誘ってみたりと、より細やかなケアができます。
つまり、ご家族対応は“プラスα”ではなく、“よりよい介護をするために欠かせない大切なこと”なんです。
ご家族と接するときのポイント
では、実際にどんなふうに接すればいいのでしょう?
いくつかのシーンに分けて見ていきましょう。
◆ 報告や説明をするとき
ご家族は「施設でどんなふうに過ごしているのか」「迷惑をかけていないか」など、不安を抱えていることが多いです。
まずは笑顔で明るく対応し、少しでも安心してもらえるようにしましょう。
ときには、あまり良い話ばかりではない報告をすることもありますよね。
そんなときも、穏やかなトーンで話すことで、相手が話を受け止めやすくなります。
また、専門用語はなるべく使わないようにしましょう。
「アセスメント」や「カンファレンス」など、介護職には当たり前の言葉でも、ご家族には伝わらないことがあります。
やさしい言葉で説明することが、信頼につながります。
報告のあとには「何かご質問ありますか?」「ご不安なことはありませんか?」と、相手にも話すきっかけを作ると良いですね。
もし長くなりそうなら、改めて時間を取るのもOK。
“話を聞いてもらえた”という安心感はとても大きいものです。
◆ 言葉づかい
基本は丁寧な敬語でOK。
ただし、堅苦しくなりすぎる必要はありません。
大事なのは「思いやりが伝わる言葉」で話すことです。
なれなれしすぎる口調や流行語は避けて、落ち着いたトーンで話しましょう。
◆ 身だしなみ
第一印象を決めるのは、やっぱり清潔感です。
服や髪、口臭・体臭に気を配り、相手に不快感を与えないようにしましょう。
女性ならナチュラルメイク、髪はまとめて、ネイルやアクセサリーは控えめに。
男性なら寝ぐせや無精ひげに注意です。
コミュニケーションで気をつけたいこと
介護施設で働くうえで、ご家族への対応も大事な仕事のひとつです。
最初は緊張するかもしれませんが、回数を重ねるうちに自然と慣れてきます。
ご家族と良い関係が築けるようになると、仕事がもっと楽しくなりますよ。
介護の技術だけでなく、コミュニケーション力もどんどん磨いていきましょう!